「タッパーを食器用洗剤で洗ったのに、まだ臭いが残っている」
「カレーやキムチを入れたタッパーが、何度洗っても臭う」
「洗った直後は気にならないのに、乾くと臭いが戻ってくる」
このような経験はありませんか?
結論からいうと、食器用洗剤でタッパーの臭いが取れないのは、洗剤の量が足りないとは限りません。
プラスチック製の保存容器は、食品の油分や香りの強い成分が残りやすく、通常の洗浄だけでは臭いが気になり続けることがあります。メーカーも、食品の種類や使用状況によって、洗浄後も色や臭いが残る場合があると案内しています。(Amway Japan ヘルプセンター)
特に、カレー・魚・キムチ・にんにく・トマトソースなどを入れた後は臭いが残りやすいため、原因に合わせた対処が重要です。
この記事では、
- 食器用洗剤でタッパーの臭いが取れない原因
- カレー・魚・キムチなどの臭いを落とす方法
- フタやパッキンだけ臭う場合の対処法
- 重曹や塩を使った方法
- やってはいけない洗い方
- それでも臭いが取れない場合の判断基準
- 臭いを残しにくいタッパーの選び方
まで、まとめて解説します。
食器用洗剤でタッパーの臭いが取れない主な原因
タッパーの臭いが取れない原因は、主に次の5つです。
| 原因 | よくある状態 |
| 油汚れが残っている | カレー・肉料理などを入れた後に臭う |
| 食品の香りが残っている | キムチ・魚・にんにくなど |
| フタやパッキンに汚れが残っている | 本体は臭わないのにフタだけ臭う |
| 洗った後の乾燥が不十分 | フタを閉めるとこもった臭いがする |
| 容器の傷・劣化 | 長年使用していて臭いが残りやすい |
つまり、「臭いが取れない=食器用洗剤の洗浄力が弱い」とは限りません。
まず、どこに臭いが残っているのかを確認することが大切です。
まず確認したい「臭いの場所」
臭い取りを始める前に、タッパーを本体・フタ・パッキンに分けて確認しましょう。
本体から臭う場合
食品の油分や香りが残っている可能性があります。
特にカレーや肉料理など、油分の多い食品を入れた後は注意が必要です。
フタから臭う場合
フタの溝や細かな部分に食品の汁や油分が残っている可能性があります。
パッキンから臭う場合
取り外せるパッキンなら、パッキンの裏側や取り付け部分まで確認しましょう。
本体だけ洗っても、フタやパッキンに臭いの原因が残っていれば、再び臭いを感じることがあります。
タッパーの臭いを取る基本の洗い方
まずは特殊な方法を使う前に、基本の洗浄を見直しましょう。
STEP1:食品の残りを取り除く
まず、容器に残った食品や油分をできるだけ取り除きます。
特に油分の多い料理は、汚れが多いままスポンジで洗うと、スポンジ側にも油が広がりやすくなります。
可能なら、洗う前にキッチンペーパーなどで大まかな油分を拭き取っておくと、洗いやすくなります。
STEP2:食器用洗剤で洗う
次に、食器用洗剤で本体・フタを洗います。
ここで重要なのは、洗剤を大量に使うことではありません。
油汚れをしっかり落とし、洗剤が残らないよう十分にすすぐことがポイントです。
プラスチック製保存容器は油汚れが落としにくい場合があり、油汚れへの対応を特徴としている食器用洗剤もあります。(ライオン株式会社)
STEP3:フタ・溝・パッキンを確認する
本体だけでなく、フタの裏側や溝も確認します。
取り外せるパッキンは、製品の取扱説明書で取り外し可能か確認したうえで、別々に洗いましょう。
STEP4:十分にすすぐ
洗剤が残らないよう、十分にすすぎます。
STEP5:完全に乾燥させる
最後に、本体とフタを分けてしっかり乾燥させます。
洗った直後にフタを閉めて収納しないことも重要です。
【原因別】タッパーの臭いを取る方法
ここからは、臭いの原因や種類ごとに対処法を見ていきます。
カレーの臭いが取れない場合
カレーを入れたタッパーは、油分と香辛料の香りが残りやすく、臭いが気になりやすい代表例です。
まずは、
食品の残りを除去
↓
食器用洗剤で油汚れを洗う
↓
十分にすすぐ
↓
完全に乾燥させる
という基本の手順を試しましょう。
それでも臭いが残る場合は、容器の取扱説明書で使用可能とされている方法を確認したうえで、重曹などを使ったケアを検討できます。
魚の臭いが取れない場合
魚を入れた後は、独特の臭いが残ることがあります。
この場合も、まずは食品の残りや油分を落とすことが先です。
「臭いを消す」ことだけに注目せず、臭いの原因となっている汚れを取り除くことを意識しましょう。
キムチの臭いが取れない場合
キムチのように香りが強い食品は、洗った後も臭いが気になる場合があります。
基本の洗浄・すすぎ・乾燥を行った後、まだ臭う場合は、容器の素材とメーカーの説明書を確認してから追加の消臭方法を試しましょう。
にんにく・香辛料の臭いが取れない場合
にんにくや香辛料を使った料理も、容器に香りが残りやすい食品です。
通常の洗浄で改善しない場合は、重曹を使った方法などを検討できます。
ただし、素材によって使用できる方法が異なるため、自己判断で強い薬剤や高温処理を行うのは避けましょう。
重曹を使ってタッパーの臭いを取る方法
食器用洗剤で洗っても臭いが残る場合、重曹を使った方法もあります。
一般的な方法としては、タッパーにぬるま湯と重曹を入れてしばらく置き、その後十分に洗い流して乾燥させます。
実際に保存容器の臭い取りを検証した例でも、重曹を使った方法で臭いがかなり軽減されたとされています。(マカロニ)
ただし、ここで重要なのが、
「重曹ならどんなタッパーにも使える」と決めつけないこと。
製品によって素材や使用上の注意が異なるため、まずメーカーの取扱説明書を確認してください。
塩を使って臭いを取る方法もある
保存容器の臭い対策として、塩と水を使う方法も紹介されています。
東京電力エナジーパートナーの記事では、保存容器に水と塩を入れて振る方法が紹介されています。(くらしのアイデア | 東京電力エナジーパートナー)
手軽に試せる方法ではありますが、これも容器の素材やメーカーの使用上の注意を優先してください。
また、塩を使った方法を試した後も、最後は食器用洗剤で洗い、十分にすすいで乾燥させるのがおすすめです。
タッパーのフタだけ臭い場合はどうする?
「本体は臭わないのに、フタを開けると臭い」
この場合は、フタの構造を確認しましょう。
特に、
- フタの溝
- パッキン
- パッキンを取り付ける部分
- フタの裏側
などは、汚れが残りやすい場所です。
取り外せるパッキンなら、取扱説明書を確認して取り外し、別々に洗浄・乾燥させます。
フタを洗ったつもりでも、パッキンの裏側が洗えていなければ臭いが残ることがあります。
やってはいけないタッパーの臭い取り
臭いを早く消したいからといって、何でも試すのはおすすめできません。
強い薬剤を自己判断で使う
食品を入れる容器なので、使用する洗浄剤や漂白剤が製品に対応しているか確認してください。
クレンザーや金属たわしで強くこする
容器を傷つける可能性があります。
メーカーによっては、研磨剤入り洗剤・クレンザー・金属たわしを使用しないよう案内しています。(Amway Japan ヘルプセンター)
傷が増えると、汚れが残りやすくなることもあります。
熱湯・電子レンジを自己判断で使う
耐熱温度や電子レンジ対応の有無は、製品によって異なります。
特に電子レンジを使った臭い取りは、電子レンジ対応容器であることを確認してから行いましょう。
漂白剤を混ぜて使う
複数の洗剤・漂白剤を混ぜるのは避けてください。
使用する場合は、製品表示と保存容器の取扱説明書に従いましょう。
それでも臭いが取れない場合は買い替え?
何度洗っても臭いが強く残る場合は、容器そのものの状態も確認しましょう。
買い替えを検討したいサイン
- 容器に傷が増えている
- 表面が劣化している
- 油汚れが以前より落ちにくい
- パッキンが劣化している
- 変形している
- 臭いが何度洗っても強く残る
- メーカーが定める使用期間・交換目安を超えている
特にカレーやキムチなど、臭い・色移りが気になる料理をよく保存する場合は、プラスチック製だけでなく、耐熱ガラス製の保存容器を選ぶのも一つの方法です。
ガラス製は、臭いや色が気になりにくく、油汚れも落としやすいため、保存容器を長く清潔に使いたい人にも向いています。
傷が多い容器は、洗浄しても汚れや臭いが気になりやすくなることがあります。
ただし、臭いが残っているという理由だけで、すぐに使用できないと判断する必要はありません。
破損・劣化・変形などがないかを確認し、メーカーの使用上の注意を優先してください。
タッパーに臭いを残しにくくする5つのコツ
臭いを取るよりも、最初から残しにくくする方がラクです。
1.食べ終わったら長時間放置しない
食品が容器に残ったまま時間が経つほど、洗浄時の負担が大きくなります。
2.油分の多い料理は先に拭き取る
カレーや肉料理などは、洗う前に大きな汚れを取り除いておくと洗いやすくなります。
3.フタとパッキンも洗う
本体だけでなく、フタ・溝・パッキンまで確認します。
4.洗った後は完全に乾燥させる
水分が残ったまま収納しないようにしましょう。
5.臭いの強い食品用に容器を分ける
カレーやキムチなどを頻繁に保存するなら、臭いが気になる食品用と普段使い用で容器を分けるのも一つの方法です。
臭いが気になるなら「タッパー」と「食器用洗剤」の両方を見直す
タッパーの臭い対策では、容器だけでなく食器用洗剤の選び方も重要です。
特に確認したいのは、
- 油汚れへの洗浄力
- すすぎやすさ
- 泡切れ
- 洗剤の使用量
- 手肌への負担
- 価格
です。
例えば、プラスチック製保存容器の油汚れへの対応を特徴としている食器用洗剤もあります。(Magica)
ただし、「臭いを取るために強い洗剤を選べばいい」というわけではありません。
毎日使うものだからこそ、洗浄力だけでなく、すすぎやすさや使いやすさまで含めて選ぶのがおすすめです。
タッパーの臭いに関するよくある質問
食器用洗剤で洗ってもタッパーが臭うのはなぜ?
プラスチック製保存容器は、食品の油分や香りの強い成分が残り、通常の洗浄だけでは臭いが気になる場合があります。
特にカレー・魚・キムチなどを入れた後は、臭いが残りやすい傾向があります。
食器用洗剤をたくさん使えば臭いは取れますか?
必ずしもそうではありません。
洗剤の量を増やすより、食品の残りや油分を落とす→十分にすすぐ→完全に乾燥させるという基本を徹底することが重要です。
タッパーの臭い取りに重曹は使えますか?
製品の素材や取扱説明書で使用可能か確認したうえであれば、重曹を使った方法を試せる場合があります。
保存容器の臭い取りに重曹を使う方法も紹介されています。(マカロニ)
カレーの臭いが取れないときはどうすればいい?
まず油汚れを食器用洗剤で落とし、十分にすすいで完全に乾燥させましょう。
それでも臭いが残る場合は、容器の説明書を確認したうえで重曹などの方法を検討します。
タッパーのフタだけ臭いのはなぜ?
フタの溝やパッキンなどに食品の汁や油分が残っている可能性があります。
取り外せるパッキンは、メーカーの説明書に従って取り外し、別々に洗浄・乾燥させましょう。
タッパーの臭いが取れないなら捨てるべき?
臭いだけで直ちに捨てる必要があるとは限りません。
傷・変形・劣化・パッキンの状態などを確認し、メーカーの使用上の注意に従って判断しましょう。
まとめ|タッパーの臭いは「洗剤の量」より原因に合わせた対処が重要
タッパーを食器用洗剤で洗っても臭いが取れない場合、単純に「洗剤の洗浄力が足りない」とは限りません。
まずは、
①食品の残りを取り除く
②油汚れを食器用洗剤で落とす
③フタ・溝・パッキンまで確認する
④十分にすすぐ
⑤本体とフタを分けて乾燥させる
という基本の洗い方を見直しましょう。
それでも臭いが残る場合は、容器の説明書を確認したうえで、重曹などの方法を検討できます。
また、何度洗っても臭いが強く残る場合は、容器の傷・劣化・パッキンの状態も確認してください。
そして、タッパーを頻繁に使う家庭では、油汚れへの洗浄力だけでなく、泡切れやすすぎやすさまで考えて食器用洗剤を選ぶことが、毎日の洗い物をラクにするポイントです。
タッパーの臭いに悩んだら、洗剤を増やす前に、まず「どこに臭いが残っているのか」を確認してみてください。

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